原付バイクで街駆け巡りナース 

訪問看護に転職したナースの日常ブログ。 こんなナースもいるんだと共感したり励みになって頂けたらと発信します。

人間の一生はお花のように美しく。

先日94歳になった受け持ち利用者のタエさん。

エリザベス女王に似ていて。

私は密かに彼女をエリザベスと呼んでいる

のはさておき。

 

彼女が「この世で1番美しいものはお花だね」

とそんな話になった。

 

本当にそうだなぁと心底思う。

人間の人生もお花のように美しい。

 

人間は小さな種から、母から栄養や

家族から愛情をもらいすくすく育つ。

 

周りから沢山の知識やパワーをもらい

成長し、自らキレイに咲き誇る。

 

そして、ゆっくり枯れてこの世に

生きた証を残し終えていく。

 

穏やかに自然に最期を迎えるには

枯れることなのだが...

 

人間は、いや特に日本は

「可哀そう」「元気になって欲しい」

「もっと食べさせて長生きさせたい」

 

自分で食べることが出来なくなり

自然に枯れる段取りをしていく段階に

家族や医療者によって

高カロリー輸液や胃ろうが増設

経管栄養をされてしまうことがある。

 

認知症である高齢者の終末期に

多いように思います。

 

長生き大国ニッポン。

生かされてしまう国ニッポン。

こういう面は後進国なのかと

感じた1週間だったのです。

 

次回へ続く...

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