訪問看護であった今日の1コマ。
こんな言葉が相手にとって救いになったというお話です。
癌性疼痛で全く動けずいた方が、麻薬の頓服を上手く活用し、疼痛軽減。
少し活気がみられ、表情も明るくなってきたところでした。
しかし、訪問した日は再びベッドから起き上がれない状況で表情暗く...
「朝から何だか動けなくて。起きなきゃと思うのだけれど、そんな気になれなくて。情けないんです」と。
痛みも悪化はないのですが、動けない状況に気持ちが落ち込み、更に意欲的になれない様子。
動けない自分を責められてたのです。
身体と心は一体。
なぜなら、ストレスを感じると、それを脳でストレスですよ〜と認知され、心と身体を結ぶ神経路を通り、自律神経系に影響し様々な体調不良が出るのです。
まさにそんな感じでした。
「こんな日もあっていいよね」と思ったらいいですよ。動けない自分を責めないで下さいね
と伝えました。
1週間後、訪問すると笑顔で座って出迎えて下さりました。
「あの言葉にすごく助けられたんです。
何だか楽になりました」と。
彼女が落ち込んだ日を救った言葉に
なりました。
「こんな日があってもいいよね」
これは、上手くいかない日でも
自分を認めて受け入れてあげる
言葉になると思います。
また、私にとって上手くいかない日や
言い訳したい日に使う言葉でもあるのです。
色々と悩みが吹っ切れ
また明日から頑張ればいいやと思えます。
上手くいかない日使ってみてください。